2017年、THE BLUE PORTRAIT IN THE CLOUDはベーシストの園田大輔(MISUNDERSTAND)、ドラマー宮澤正樹(EVILS OF WAR)ら2人の呼び掛けにより、当時フリーで活動していたピアニストである柳田邦一郎を迎え、静岡県東部地域を中心に活動を開始する。ピアニスト柳田邦一郎によるオーセンティックなジャズの枠に囚われない旋律をスパイスに、リズム隊である園田、宮澤らが長らく主戦場としていたロック、ハードコア、メタル等のエクストリーム・ミュージックの作法と、ジャズ、フュージョン、ファンク、ヒップホップ、ワールド等の要素を自由に撹拌し、インプロヴィゼーションをも織り交ぜ、硬質でいて時に柔らかく、ヘヴィかつドライ、リッチかと思えばトラッシーと言った変幻自在なサウンドメイクを提示、今現在も新たな音楽的語彙を蓄えつつも伝統派由来とは少々違ったアプローチへの往来を実践している。また、近年は同郷で活動中のラッパーY.A.Sともパーマネントに活動し、二足の草鞋ならぬ二足の登山靴で両ルートから様々な登攀技術を用い、アルパイン・スタイルで前人未踏を行く。