Sam Wilkes Quartet : Sam Wilkes(b), Benny Bock(key), Will Graefe(g), Craig Weinrib(ds)
【Sam Wilkes】
サム・ウィルクス(1991年7月22日生まれ)は、コネチカット州出身のアメリカ人ベーシスト、マルチ楽器奏者、作曲家、プロデューサー。ジャズ、アンビエント、サイケデリック、インディーロックなど、多様なジャンルを横断する革新的なアプローチで知られる。フェンダー・プレシジョンベースを主に使用し、座って演奏するスタイルを特徴とするほか、近年ではアコースティックギターやボーカルも取り入れ、音楽性の幅を広げている。即興を重視しながらも緻密なアレンジメントと実験的なサウンドデザインを追求し、スタジオを楽器の一部として活用する作曲アプローチが特徴である。
2018年にソロデビューアルバム 『Wilkes』 をリリースし、サム・ゲンデルやルイス・コールらが参加。同作はDownBeat誌で「今年のLAベストジャズアルバム」と称賛されるなど高い評価を受けた。サム・ゲンデルとの共作『Music for Saxofone & Bass Guitar』シリーズは2018年、2021年、2024年と3作にわたって発表され、ジェイコブ・マンとのコラボレーション『Perform the Compositions of Sam Wilkes & Jacob Mann』(2022年)も話題を集めた。2023年のアルバム 『Driving』 では、よりダイナミックで好奇心に満ちた音楽性を展開し、「年間最もダイナミックで好奇心に満ちたレコード」と評価された。
サム・ウィルクスは、実験的なジャズミュージシャンでありながら、ポップ、ロック、フォークへの深い理解を持つアーティストとしても注目され、その音楽はジャンルの枠を超えて多くのリスナーに影響を与え続けている。現代LAジャズシーンの重要人物の1人である。
【中村佳穂】
1992年生まれ、ミュージシャン。
20歳から京都にて音楽活動をスタートし、音楽そのものの様な存在がウワサを呼ぶ。ソロ、デュオ、バンド、様々な形態で、その音楽性を拡張させ続けている。
2021年7月に公開された細田守原作、脚本、監督のアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の主人公すず/Belle の声、うたを担当し、同年末、millennium parade×Belleとして『第72回NHK紅白歌合戦』に出演。
最新アルバムは2022年3月リリースの『NIA』。2025年2~4月全国5都市6公演のホールワンマンツアー”ひとりくない”を発表。
ひとつとして同じ演奏はない。見るたびに新しい発見があるその姿は、今後も国内外問わず、共鳴の輪を広げていく。